ドイツ留学ガイド

ドイツ留学とは

多くの方は大学入学前、大学の休学中、また大学を卒業した後、新しい仕事を始める前に留学することを考えています。

海外留学ではそこでしか得ることのできない経験が沢山あり、人気を集めています。海外では新しい外国語を習得できるということに加え、様々なバックグラウンドを持った外国人と交流することができます。特にアメリカ、イギリス、フランスは日本人に人気な留学先ですが、並んでドイツも魅力溢れる国の一つに挙げられます。

このガイドをご一読いただければドイツ留学のメリット、または留学タイプと申し込み方などが簡単に分かるようになっています。ドイツ留学に興味を持たれている方、どの国に留学するか迷われている方には特におすすめです。

ドイツ留学とは何ですか。

ドイツ留学というと一般的には、ドイツにある語学学校でドイツ語を勉強することですが、他の可能性も沢山あります。まず、ドイツの語学学校ではドイツ語だけでなく、英語、フランス語などの他の外国語を勉強することも可能です。ドイツはとても国際的な国であり外国人が非常に多く暮らしているため、ドイツ語以外の言語を教えられるネイティブの先生が沢山います。

語学学校の他に、ドイツの大学に入学する、又はドイツの大学でドイツ語コースを参加する事も可能です。

ドイツに留学するメリットは何ですか。

ドイツに留学するメリットを挙げてみると沢山ありますが、その中でもドイツ語に加え、ほかの言語も勉強できるというのは大きなメリットです。例えば、午前中にドイツ語のクラスを受講し、午後から英語のクラスに参加することもできます。ドイツでは英語を話せる人が多く、ドイツ語があまりできない人は英語を主にして生活を送ることもできます。

その上、アメリカやフランスと比較すると、比較的物価が安く、大学の学費がかからないため、留学費用を抑えることができます。

他のメリット等を知りたい方はこちらクリックしてください。

留学に必要なものはありますか。

日本人はパスポートを持っていれば特別な手続きが不要な観光ビザで、最長3ヶ月ドイツに滞在することが可能です。長期留学をする場合は、手続きをしてビザを取得する必要がありますが、その他のビザについては 「3.1ドイツ留学のビザ」にて詳しく記載しています。

ドイツ留学はどんな人に向いていますか。

高校卒業後、大学入学前、大学の休学中、大学卒業後、または仕事の転職前など、様々な人がドイツへ留学します。留学費用を安く抑えたい方は特に、ドイツでアルバイトができるワーキングホリデーという留学タイプがおすすめです。

留学のタイプ

留学タイプ

ドイツに留学をすることを決めた方は、まず「どんな留学をしたいか 」を考えてみましょう。留学の目的によって留学タイプ、取得するビザが異なる為、まず以下の留学タイプを見てみましょう。

語学留学

最近人気になってきた留学タイプは語学留学です。短期留学でも長期留学でも可能です。一ヶ月間だけ語学留学をする人いれば、二年間現地で勉強する方もいます。ビザによっては、勉強しながら働くチャンスもあります [3.1ドイツ留学のビザをご参照ください。]

ドイツ留学ではドイツの母語であるドイツ語を勉強することが一般的ですが、多くの語学学校では英語、フランス語なども提供している為、他の言語も勉強することができます。語学留学の場合、学生寮に住むことができます。

語学留学の要項

語学留学は年齢制限がない為、16歳の方でも35歳の人でも留学することができます。ただし、家賃の上に語学学校の費用も支払う必要がある為、金銭面での準備が必要です。

ビザ申請では現地で生活をする上で十分な支払い能力があるという金銭的証明をしなければいけません。具体的には 10万円/月(値段は変動する場合があります)の預金証明をしなければいけません。

語学留学の申し込み方法

ドイツの語学学校が提供している寮は比較的安い為、留学をしたい方は語学レッスンと寮の予約を同時にします。しかし、語学学校に申し込むためにはドイツ語もしくは英語が必要なため、留学の準備サポートを提供している留学エージェントに依頼することがオススメです。

当社の語学学校への申し込み手配は完全に無料な上、現地サポートも提供させて頂いている為、留学に少しでも興味を持たれている方は是非まず無料カウンセリングをご検討ください。

語学留学の値段

語学留学をする場合、生活費と家賃の他に学費がかかります。学費は留学期間、場所によって変わります。多くの語学学校は留学期間が長くなればなるほど1週間単位での学費が安くなります。平均で一ヶ月間の学費は4〜5万円です。

学費の他に宿舎は寮によって月4〜8万円かかります。多くの語学学校は寮についての詳しい情報をネットに掲載していませんが、当社は提携している語学学校の寮の値段、写真などの詳細を掲載しているため、ご興味のある方はこちらをご参照ください。

ドイツの生活費は他の人気な留学先に比べて安いです。レストランでは日本のように水は無料ではない等、外食は日本と比べると割高ですが、スーパーでの買い物は日本に比べて安い為、月2〜3万円で生活することができます。

生活費、外食の値段と留学費用の詳しい情報はこちらです。

大学留学

ドイツ留学では、語学留学が一般的な留学タイプですが、他の留学方法もあります。大学留学をする方は比較的少ないですが、メリットは沢山あります。大学留学は大きく分けて二つの留学タイプがあるので、ドイツ語だけを勉強したい方にもおすすめです。

一つ目の方法は、ドイツの大学に入学し、3〜4年間ドイツ語もしくは英語で、選んだ学部にて専門分野を学びます。これは日本の大学とあまり変わらず、ドイツで学士を取得する方法です。

二つ目は、ドイツの大学でドイツ語のクラスを受講することです。

ドイツの大学でドイツ語のクラスを受けるメリットは沢山あります。語学学校と比べると、学費が安く、学生として健康保険に加入することもでき、大学生ビザを取得できる可能性もあります。

ドイツの一部州を除く国公立大学は学費がかからないため、日本に比べて安く大学で学ぶことができます。

大学留学の要項

今までに紹介した大学留学タイプは、大学によって違う要項がありますが、ほとんどの大学はセンター試験62%以上の成績を提出する必要があります。その上高校3年間連続で決まっている科目を受講している必要があります。詳しい情報はこちらをご参照ください。

大学留学の申し込み方法

大学への申し込み方法は留学タイプ、または大学によって変わってくるため、一般的に説明することは難しいですが、ドイツの大学に入学する海外からの学生が年々増えているため、uni-assistという、”ドイツの大学への入学資格”があるかどうかを確認する組織が発足しました。

以降、大学に申し込む前にuni-assistへ申請することが一般的になりました。申し込みで必要なドキュメントを英語かドイツ語に翻訳しなければならないので、留学エージェントを使うことをおすすめします。当社では成績等の翻訳をしてくださる方のご紹介に加え、当社スタッフが履歴書等をドイツ語で作成させていただきます。

以上のサポートに加え、ドイツの現地サポートも提供させていただいているので、大学留学についての詳しい情報はこちらをご覧ください。

大学留学の値段

大学留学が人気である理由の一つは、学費がとても安いからです。ドイツのBaden-Württemberg州以外は学費がかからないため、お金を払わずに大学に通うことができます。

学費以外には、毎学期に最大2万円の管理費を払わなければいけませんが、他の国と比較すると非常に安いです。大学生寮もとても安く、月2〜5万円で住むことができます。大学生ビザではアルバイトをすることも可能です。

バーチャル留学

ドイツ語を勉強したいけど、留学のための時間がない方はいらっしゃいませんか? その場合にはバーチャル留学がおすすめです。バーチャル留学は、パソコンか携帯で日本からドイツの語学学校のオンラインコースに参加できるものです。

ドイツの語学学校では新型コロナウイルスの影響を受け、インターネット上から受けられるコースを提供しています。ドイツ人の先生と様々な国から参加している学生と一緒にドイツ語の授業を受けられます。海外留学が難しい今だからこそ、バーチャル留学は非常に便利で画期的な留学方法です。

今後ドイツに渡航しての留学をしたい方の事前学習として、バーチャル留学のご利用をおすすめします。一週間でも一年間でも参加することが可能です。

バーチャル留学の要項

バーチャル留学での語学コースは日本時間で夕方のクラスと夜のクラスがある為、誰でも参加することができます。一日の授業は大体3時間です。21時からのクラスもある為、学生だけではなく、社会人の方も参加できます。

海外からの学生は平均で16歳~35歳ですが、年齢制限はありません。初級ー上級のレベル別コースがあるため、ドイツ語を勉強したことがない初心者の方も参加できます。

バーチャル留学の申し込み方法

バーチャル留学は語学学校のWebsiteから申し込むことができます。大体のWebsiteは英語での閲覧が可能であるため、ドイツ語ができない方も申し込むことができます。心配な方は当社の無料申し込み手配を是非ご検討ください。興味のある方はこちらくだをご参照ください。

2.3.3. バーチャル留学の値段

大体の語学学校は、バーチャル留学の値段が語学留学の学費と同じです。一週間 (20時間 x 45分)は大体1万3千円になります。

ワーキングホリデー

「ワーキングホリデーをしたいです!」というお話を最近よく耳にしますが、ワーキングホリデーとは具体的に何かご存知でしょうか。多くの方は海外で働きながらドイツ語を勉強することを想像していますが、語学留学とは何が違うのですか?一番大きな違いはビザです。

大体の語学留学生は語学留学生ビザを取得しますが、語学学生ビザではアルバイトをすることができません。その上、語学学生ビザの要項は語学学校への申し込みなので、あくまでも語学を学ぶことがメインとなっていきます。ずっと語学学校で勉強するのではなく、他の経験も沢山してみたい方にはおすすめです。

その場合は、語学学校の寮に住むことができないため、住居を探す必要があります。初めから住居を探すことに抵抗がある方はワーキングホリデービザを取得した上で数か月だけ語学学校に通い、寮を借りている間に新居を探すこともできます。簡単にまとめると、ワーキングホリデービザはドイツで働き、色々な場所に旅行してみたい方に向いています。 

ワーキングホリデーの要項

18歳~30歳の方はワーキングホリデービザを取得することができます。ワーキングホリデービザは一回しか取得することができないため、二回目以降、ドイツに行きたい方は別のビザを申請しなければいけません。

ワーキングホリデービザを申請するために、銀行口座に2000ユーロの預金証明をしなければいけません。

ワーキングホリデーの申し込み方法

ワーキングホリデーをする方は完全に自分のやりたい事を自由に決めることができるため、ビザ以外に申し込むべきことがほとんどありません。語学学校に通いたい方は2.1.2. 語学留学の申し込み方をご参照ください。

語学学校に通わない場合、宿舎を探す必要があります。アルバイトをしたい方はアルバイトを探すと思いますが、多くの仕事場では基礎的なドイツ語が必要の為、最初の3ヶ月間ドイツ語を勉強することをオススメします。留学プランがまだ決まっていない方には無料カウンセリングを提供させていただいているので、いつでもご連絡ください。

ワーキングホリデーの値段

ワーキングホリデーの留学費用も留学の目的、学費、内容によって変わっていきます。ドイツの生活費について知りたい方はこちらをご覧ください。

ドイツへの留学準備

留学準備

留学プランを決めた後は、出発前に準備をしなければいけないことが沢山あります。語学学校、大学などの申し込みを留学エージェントにお願いをした場合でも、その他の準備は各自で行うことになります。出発前に、以下のポイントを必ず押さえておきましょう。

ドイツ留学のビザ

ビザについては先程沢山説明させていただきましたが、ビザについてより詳しく比較したい方は是非この表をご参照ください。

もしビザをドイツに入国する前に取得することができなくても、心配する必要はありません。ビザによって違う要項(例えばドイツの銀行口座を作ることなど)が異なるため、観光ビザでドイツに入国してから、ドイツで申請準備をすることももちろん可能です。

当社は無料でビザについて相談を受け付けております。更に現地随伴サポートもありますので、銀行口座開設などの際もご安心していただけます。

ドイツの健康保険

ビザ申請のためにも、ドイツの医療保険の加入が必須条件です。留学生向けの医療保険はとても安いので、オススメです。ビザによって必要な項目が異なるので、すべて含まれているかを確認する必要があります。医療保険の申し込み手配を無料で提供させていただいているので、気になる方は是非ご連絡ください。

大学留学の場合、ドイツの公的保険に加入することができます。大学生向けの保険は月1万円で、他の医療保険に比べると少し高いですが、病院でお金を全く払う必要がなく、非常に便利です。

航空機

ドイツに行くために航空機を買うことは必須事項です。直行便、経由便、航空会社などを決めなければいけません。色々なウェブサイトで値段などを比較するといいでしょう。特にwww.skyscanner.jp はとても分かりやすい比較サイトでオススメです。

宿舎の申し込み

語学学校に通う場合、寮に住むことができます。寮に住めない、または寮に住みたくない方は自分でアパートかシェアハウスを探す必要があります。ドイツ語か英語で連絡を取る上に、まだ日本にいる場合は見学をすることができない為、留学準備の中の一番難しいステップです。

アパートのオーナは賃貸を提供する前に、入居希望者と直接面会することを希望することが多いため、まずは現地のホテルを予約し、ドイツに来てからアパートを探す方法が一番簡単です。当社はアパートを見つけるWebsiteを紹介し、見学での通訳等を提供させて頂いているので、ご希望の方は是非無料カウンセリングでお知らせください。

ドイツ国内

ドイツ国内

ドイツ出発前の準備ができたら、いよいよ留学スタートです。しかし、ドイツに来てからも手続きなど慣れないことが続くため、いくつか大事なポイントを押さえておきましょう。

到着後

まず、「ドイツに着いてからどうすればいいですか」という質問をよくお聞きします。語学学校の寮に住む場合、まず語学学校で寮の鍵を取りに行かなければいけません。

しかし、多くの語学学校は平日のみ鍵の受け渡しを行っているため、到着日によっては鍵の受け渡しで問題が発生します。また空港から留学先の都市まで交通機関を利用する必要があるため、留学先の最寄駅、鉄道路線等は出発の前に調べておくことがオススメです。ドイツの電車は遅延、さらには電車自体がなくなる可能性がある為、臨機応変に対応する必要があります。

当社はお客様の学生寮の鍵をお預かりし、車で空港から寮までお客様を送迎するサービスを提供させていただいておりますので、無料カウンセリングでお申し付けください。

ビザ申し込み

「3.1. ドイツ留学のビザ」ですでにご説明させていただいた通り、出発前にビザを申し込んだ場合でもほとんどの場合はドイツにある外国人局に行く必要があります。当社のビザについてのページに書いてあるように、多くの場合、銀行口座などの証明を提出しなければいけません。

銀行口座に関しては、渡航前に口座開設をすることが不可能なため、現地で口座を開設し、外国人局で証明を提出する必要があります。外国人局ではドイツ語、又は英語で会話をしなければいけないため、随伴サポートを提供させて頂いております。

住民登録と銀行口座開設

観光ビザで留学をしない場合、住民登録をしなければなりません。ドイツ入国後2週間以内に登録をする必要があるため、早めの登録がオススメです。住民登録の際、賃貸契約及び、住居のオーナから受け取った証明書を提出する必要があります。

住民登録の他に、ほとんどの場合銀行口座を開設することが必要です。銀行口座は、インターネット銀行でも普通銀行でも口座を開設できますが、特に語学学生ビザのために特別なブロックアカウントという口座タイプを作らなければいけないため、お気を付けください。全ての銀行でブロックアカウントを提供していないため、口座を開設する前に確認しておきましょう。

当社は銀行口座開設にて随伴サポートを提供させていただいておりますので、ご希望の方はご連絡ください。

携帯の シムカード

語学学校の寮はほとんどの場合無料WIFIがついているので、インターネットについて心配する必要はありませんが、外出中に携帯を使えるためにドイツで携帯のSIMカードを買うことがオススメです。プリペイドSIMといった契約オプションもありますので、短期留学生、長期留学生それぞれの用途に分けて購入することができます。

プリペイドの場合、5GB/月は約1,500円になります。SIMカードを買うために、ドイツの住所(=住民登録の証明)が必要になるので、観光ビザの方は購入することができません。

帰国前

帰国前に銀行口座を閉設することを忘れないようにしましょう。さらにSIMカードの契約がある場合、日本に帰国後も支払い請求が来ないよう解約を忘れずにしてください。最後に部屋の保証金(日本でいう敷金に該当します)の返還のため、部屋を退去する前に綺麗に掃除をしましょう。

 

以上のポイントさえ気を付ければ、ドイツ留学は唯一無二の素晴らしい思い出になること間違いありません。

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